大谷おおや翔しょう平たいらと菊池きくち雄つよし星ぼし 今季こんき初はつ対戦たいせん 後輩こうはいが痛烈つうれつなタイムリー

ドジャースとブルージェイズの試合しあいは27日にち、カナダのトロントで3連戦れんせんの第だい2戦せんが行おこなわれました。

前まえの試合しあいで7号ごうホームランを打うった大谷おおや選手せんしゅは2番ばん・指名しめい打者だしゃで先発せんぱつ出場しゅつじょうし、ここまで5試合しあいの登板とうばんで2勝しょう1敗はい、防御ぼうぎょ率りつ2.28の菊池きくち投手とうしゅは中ちゅう4日にちで先発せんぱつ登板とうばんしました。

大リーグだいり-ぐで通算つうさん9回かい目めとなった岩手いわて・花巻はなまき東ひがし高校こうこう出身しゅっしんの2人にんの対戦たいせんは、1回かい、ノーアウト三塁さんるいで最初さいしょの打席だせきを迎むかえ、大谷おおや選手せんしゅは菊池きくち投手とうしゅが投なげた156キロの速球そっきゅうにセカンドゴロに倒たおれました。

第だい2打席だせきはドジャースが2点てんリードの2回かい、2アウト一塁いちるい三塁さんるいの場面ばめんで、ここは大谷おおや選手せんしゅが158キロの速球そっきゅうを捉とらえてライトに痛烈つうれつに引っ張ひっぱり、ヒットとしては自己じこ最速さいそくの打球だきゅう速度そくどを更新こうしんする191.8キロの痛烈つうれつなタイムリーとなって追加ついか点てんをあげました。

第だい3打席だせきは4回かい、1アウト一塁いちるいの場面ばめんで迎むかえ、大谷おおや選手せんしゅは5球きゅう目めのカーブにタイミングを外はずされ空振からぶり三振さんしんに倒たおれました。

2人にんの今こんシーズン初はつ対戦たいせんは3打数だすう1安打あんだ1打点だてん、三振さんしんが1つでした。

このあと大谷おおや選手せんしゅは7回かいの第だい4打席だせきで2人にん目めの左ひだりピッチャーと対戦たいせんしセカンドゴロでしたが、相手あいてのエラーで塁るいに残のこりました。

9回かいの第だい5打席だせきは左中間さちゅうかんへの大おおきな当あたりを見みせたものの、レフトフライとなってこの試合しあいは5打数だすう1安打あんだ1打点だてんで打率だりつは3割わり4分ふん7厘りんとなりました。

試合しあいはドジャースが4対たい2で勝かって連勝れんしょうを今いまシーズン最長さいちょうの「6」に伸のばしました。

菊池きくち投手とうしゅは4回かいまでに4点てんを失うしないましたが、その後そのごは打者だしゃ3人にんずつで抑おさえ6回かいまで粘り強ねばりづよく投なげてマウンドを降おりました。

球たま数すうは91球きゅう、奪うばった三振さんしんが3つ、ヒットは9本ほん打うたれて今こんシーズン最多さいたの4失点しってんで2敗はい目めがつきました。防御ぼうぎょ率りつは2.94となっています。

タイムリーヒットは打球だきゅう速度そくど191.8キロ 自己じこ最速さいそく

大谷おおや選手せんしゅの第だい2打席だせき、菊池きくち投手とうしゅのこの日ひ最速さいそくとなる158キロのストレートをライト前まえにはじき返はじきかえしたタイムリーヒットは、打球だきゅう速度そくど191.8キロの痛烈つうれつな当あたりでした。

これは、2022年ねん4月つき10日にちのアストロズ戦せんで打うったエンタイトルツーベースヒットの191.6キロを0.2キロ上回うわまわり、しました。ヒット以外いがいの打球だきゅうでは、先月せんげつ20日にちに韓国かんこくで行おこなわれたことしのシーズン開幕かいまく戦せんでパドレスのダルビッシュ有ゆう投手とうしゅから打うったライト方向ほうこうへの大おおきなファウルが、同おなじく191.8キロを記録きろくしています。

また、今こんシーズンの大リーグだいり-ぐ全体ぜんたいでの最速さいそくのヒットは今月こんげつ23日にちのナショナルズ戦せんで大谷おおや選手せんしゅが打うった191キロのホームランでしたが、これもみずから更新こうしんしました。

大谷おおや選手せんしゅは試合しあい前まえまでの平均へいきん打球だきゅう速度そくどが152キロと、過去かこ6シーズンと比くらべて最もっとも速はやくなっています。

菊池きくち雄つよし星ぼし「打球だきゅうが速はやすぎて見みえなかった」

菊池きくち雄つよし星ぼし投手とうしゅは、ドジャースの強力きょうりょく打線だせんに1回かいと2回かいで3失点しってんしたことについて「配はい球だまも含ふくめてもう少もうすこし厳きびしく投なげ切きればよかったと思おもう。特とくに序盤じょばんはスライダーが甘あまく入はいってしまってピンチを広ひろげたところがあったので、カーブをうまく使つかえていればよかった」と反省はんせい点てんをあげました。

その上うえで「6回かいまでなんとか試合しあいを作つくれたことはプラスに捉とらえたい」と5回かいと6回かいを三さん者しゃ凡退ぼんたいに抑おさえるなど尻上しりあがりだったピッチングを振り返ふりかえりました。

注目ちゅうもくの大谷おおや選手せんしゅとの対戦たいせんでは、2回かいに今こんシーズン自己じこ最速さいそくの158キロのストレートをはじき返はじきかえされ、大谷おおや選手せんしゅに打球だきゅう速度そくど191.8キロの痛烈つうれつなタイムリーヒットを許ゆるしました。

菊池きくち投手とうしゅはこの打席だせきを振り返ふりかえり「腕うでを思い切おもいきり振ふったインコースの悪わるくないボールだったが、投なげた瞬間しゅんかんにライト前まえに飛とんでいた。打球だきゅうが速はやすぎて見みえなかった」と苦笑にがわらいでした。

そして大谷おおや選手せんしゅのバッティングについて「毎年まいとしどんどんレベルアップして左右さゆう問とわずナンバーワンのバッターになっていっていると思おもう。僕ぼくも負まけないようにどうやったら抑おさえられるか日々ひび考かんがえている。自分じぶんのレベルアップにもつながるので幸しあわせなことだ」と評価ひょうかしていました。

日本人にっぽんじんファンも対戦たいせんに期待きたい

去年きょねん4月つき以来いらいおよそ1年ねんぶりとなる大谷おおや選手せんしゅと菊池きくち投手とうしゅの対戦たいせんに、トロントの日本人にっぽんじんファンからは期待きたいする声こえが聞きかれました。

夫婦ふうふで新婚しんこん旅行りょこうで訪おとずれたという女性じょせいは「菊池きくち投手とうしゅと大谷おおや選手せんしゅの対戦たいせんを見みたいと思おもっていたのでうれしいです。大谷おおや選手せんしゅと同い年おないどしでずっと応援おうえんしていたので夢ゆめのようです。菊池きくち投手とうしゅも抑おさえてほしいですが大谷おおや選手せんしゅのホームランが見みたいです」と話はなしていました。

また、両親りょうしんと一緒いっしょに応援おうえんに訪おとずれたというトロントに住すむ男性だんせいは、2人にんの母校ぼこう、岩手いわて・花巻はなまき東ひがし高校こうこうの校章こうしょうを書かいたプラカードを持もってきていて「花巻はなまき東ひがしどうしの対戦たいせんということで用意よういしてきました。菊池きくち投手とうしゅと大谷おおや選手せんしゅのマッチアップに興奮こうふんしています。大谷おおや選手せんしゅはホームランを打うって、でも菊池きくち投手とうしゅもしっかり抑おさえるという試合しあいを見みたいです」と2人にんの活躍かつやくに期待きたいを込こめていました。